- 作者: 柳沢忠之,山口日昇
- 出版社/メーカー: ぴあ
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
プロレスは他に比類なきジャンルである。プロレスを好きだということは、例えばデゴイチが好きだとか玉子焼きが好きだとかサッカーが好きだとか巨人が好きだいうこととは歴然と違う。オレはものの考え方のほとんど全てをプロレスを考えることから学んだ。この本で対談している2人の男も同じである。はっきり言ってこんな本、世間の人は誰も読まない。誰も読まない本の中で、最高レベルの知性と感性によるプロレスが行なわれているのである。それを読む特権は、プロレスを考え続けてきた我々だけが持っているのだ。一生を通じてプロレスを考えるということには素質と才能と、プロレスに差し出す人生が必要なのである。紙プロが最も世の中とプロレスしていた日々を、この本は甦らせてくれた。どいつもこいつも、ザマ見やがれ!