永田克彦、総合へ

晦日Dynamite!!で総合デビューだそうです。
正直言って現段階ではこの人、海のものとも山のものとも判らんのですが(何言ってんだよ! シドニー五輪の銀メダリストだよ!)、わたくしの興味は断然「お兄ちゃんの永田さん出撃の目はあるのか?」であります。
と言いますのも、永田克彦選手は新日本プロレスの所属なんですね。新日本プロレスの選手だけどプロレスはやらず、FEGのお世話になって総合でプロデビューして数年は活躍して勝ったり負けたりして、そののちに今度はプロレスラーとして新日のジュニア戦線に入ってくるのではないかと。先のことは判りませんが、実現すればこれ新しいパターンですね。
そしてFEGに期待されるのは、抜群の集客力を持つ視聴率男(えっ)である永田さんの大晦日獲得なわけですよ。いや正直、永田さんのガチンコを観たい人はタイソン対ヒクソンを観たい人より絶対に多いと思うな。
FEGDSEは平成ガチンコ界の新日と全日、マイクロソフトとアップル、共和党民主党TOTOINAX、若と貴、フルタとカバヤのような緊張関係にあるわけですが、ここに新日が永田克彦だのジョシュ・バーネットだので介入することで、非常に味わい深い微妙な三角関係がマット界に現出しており、この三角関係の豊穣さといったらあなた、もうマニアにはたまらんわけですよ。いやいやそもそもFEG協力のHERO’S に絡んでる前田日明とPRIDE統括本部長高田延彦からして、大河歴史ドラマ的視点で言えば新日遺伝子の継承者、小鉄イズム継承者です。こういう三国志的な、歴史群像劇的な、或いはソープオペラ的な、はたまた仁義なき戦い的な楽しみ方はこの世界を数十年観てこないと味わえないわけで、「永田克彦が総合デビュー」、このどうでもいいニュースを聞くだけでかような大河ドラマ感が一瞬にして脳内に展開されるわけです。これ一般のド素人の方々からすると大変キモイと思われるんでしょうな。ああキモイよ、オレはキモイよ! 悪かったな! 調子のいいことぬかしてんじゃねえぞコラ! 言っとくけどなあ、テメエらもっとしんどい思いさせてやるからな!覚悟しとけコラ!