「D-WAR」は生きていた

ポンさんジュノさんの「グエムル 漢江の怪物」など影も形もなかった頃から、これこそが韓国特撮映画の本命であるとオレが言い張り続けてきた「D-WAR」、最近とんと話を聞かなくなっていたのでてっきりポシャったのかと思っていた。ところがどっこいそこの奥さん、「D-WAR」は死んでなんかいませんでしたよ。Youtubeで「D-WAR」と検索してごらんなさい。たとえばこれとか。

面白そうでしょ。
しかしアレですよ、オレが「D-WAR」凄そうだぜええい、などと言ってた頃にはYoutubeなんて便利なものはこの世になかったのだ。いまや映画は「指輪物語」を世に出し、トム・クルーズ宇宙戦争に巻き込まれ、ハリー・ポッターはオッサン顔になり、キング・コングナオミ・ワッツと氷の上をすべり、トランスフォーマーであのマイケル・ベイが褒められちゃうという倒錯的事態まで勃発しているのである。時代の流れに背を向けて無邪気にコツコツ作ってたらしき「D-WAR」はきょうびの観客をビビッてたじろがせることができるんだろうか、という不安もなくはないのであった。