- 作者: ザ・グレート・サスケ,マッスル坂井
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/04/02
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- 作者: 和良コウイチ
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2010/06/09
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ロシア人が日本の柔術(実際は講道館柔道)にたいへんな興味を抱いたのは、日露戦争の不可解な敗戦があってのことだった。チビで貧相な日本人が大ロシアを打ち破れたのには、なにか東洋の神秘的な力が働いていたのではないか…という考えだ。
戦後、日本で講道館柔道を学んだあるロシア人はその成果を故国に持ち帰り、サンボ誕生の礎となった。しかしこのサンボの祖は「日本のスパイ」の汚名を着せられ、スターリンに粛清されてしまう。ながらく公に評価されることのなかったサンボ創始者の名は、ワシーリー・オシェプコフという。
その成り立ちから現在に至るまで、なにしろ国家と異常に密接な格闘技である。
コマンドサンボについても記述があり、ハリトーノフ先生からコメントを取っている。著者はコンバットサンボと表記しており、たぶんそっちが正しいのだろうが、「コマンドサンボ」の方がカッコよくてボカー好きだなあ。小手返し! 首極め腕卍! 実に興味深い本でした。