テンコジのダブルタイトルマッチ

以前に川田利明佐々木健介(当時新日本)のシングルマッチを、武藤敬司は「小結同士の対戦カード」と揶揄したことがある。オレに言わせりゃテンコジ対決は幕下同士のカードである。小島は全日に移籍してから多少良くなったものの、それとて実態は小島のスケールの小ささ、その悩める小物感をうまく出せるようになったなということであって、まあ何も伝わらないよりはいくらかマシだろうが、例えば小物感を通り越してしょっぱさが爆発している永田さんのカリスマ小物っぷりに比べると、そう面白くはない。関係ないけど永田さん、前田日明に噛みついたそうだ。すげえなあ。永田さんなら前田に200%勝てるよ! ウィーアーG-Eggs! しかし「永田・ヒョードル戦と前田・ニールセン戦を一緒にするな」というのは的外れで、一緒にしたら怒るのはどう考えてもアキラ兄さんの方だよな。
話を戻してテンコジ対決であるが、この試合は当初60分フルタイムドローというお茶濁しブックであったにもかかわらず終盤に天山がマジでのびてしまったため、京平さんの超法規的ナイス判断でノックアウト裁定になった・・・というふうに、大半の人々には見えたらしいのだ。
オレは事実は知らない。試合の映像もまだ観ていない。しかしねえ、そう見えちゃってるというのはこれまずいんじゃないのか。幕下同士の対決とはいえ、曲がりなりにも三冠ヘビー級とIWGPヘビー級をかけた大一番ってことになってる試合でブック、しかもそれがアドリブ的に変更に至った経緯まで観客に見透かされちまってるわけでしょう。有体に言って醜態である。
この一戦が果たして東スポが伝えたような感動的死闘だったのか、或いはブック丸見えでそのブックさえ完遂できていないグダグダ試合だったのか、土曜の地上波放送を待とう。でも新日本って30分枠なんだよなあ。