毎度キモい話で申し訳ないが、id:Dersu:20070205から考え続けている愛読書問題の続き。
堅い馬券としては「赤毛のアン」や「若草物語」に代表されるハウス名作劇場的児童文学の世界がある。これはなんとなく安心するのだが、ただ保守的過ぎてちょっと物足りない感も拭えない。bunqさん御指摘のブラッドベリはなかなか悪くないと思った。ブラッドベリなら短編集だろうなあ。
今日思いついた有力候補はリチャード・アダムス「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」。動物文学というのも実は結構な巨大ジャンルだが、中でも「ウォーターシップ・ダウン」はガチンコ性を失わぬまま若干いい匂いさえする良作だ。ちなみにオレが業界一シビれる動物文学の至宝、「偉大なる王」あたりはハードコアすぎてうまくない。
トールキンの「指輪物語」は、映画化以前であれば最有力候補だったかもしれないなあ。
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