「電波男」 本田透

電波男

電波男

本田透の「電波男」を読了。2月に読んだ「萌える男」「喪男の哲学史」とは順番が逆になってしまったが仕方ない。そういう巡りあわせだったのだ。
喪男論の初手ゆえか、実に判りやすく書かれている。この人の本は面白くて好きなのだが、例によって「退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ!」とサウザーばりに一切自省せずアジりっぱなしなのでそのまんま鵜呑みにするとたいへんよろしくない。しかしまあこんな本を読むような心あるオタクは丸っきりのアホではあるまいから、文面の勢いは芸風として楽しんで、主張の本質だけをちゃんと捉えるのであろう。この人が語る三次元と二次元の話を「リアルとファンタジー」「現実と幻想」「ガチとプロレス」と置き換えればなんのことはない、オレの世界のことである。