ハレンチマンガ「ゆびさきミルクティー」の連載が堂々再開され、東雲太郎先生の「アマガミ」到来も近いとあって風雲急を告げるヤングアニマル。自殺島の森先生も巻末コメントで「ゆびさきミルクティーが…!」と戦慄を隠せないでいる今日この頃、皆さんはおもしろいマンガ読んでますか。ベルセルクが最高だったのはチョウチョと少女の村の話までですよね。
- 作者: 小林まこと,長谷川伸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/08/21
- メディア: コミック
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オレはギリギリ「1・2の三四郎」連載時からのファンだ。実は好きじゃない作品も多いのだが(マッコイとかちちょんまんちとか)、小林まことのことは「マンガを描かせたら日本一うまい」マンガ家だと思っている。
コマ割や構図の緩急、運動、視線誘導、そのすべてに見えざる力学が働いているのだ。だから読んでて気持ちいいのである。絵柄だけは昔のほうが好きだったが、「関の弥太ッペ 」のうまさにはもう溜息しか出ない。特に刃傷沙汰のリアリズムはもの凄く、人を斬り、人に斬られることが日常的にありうる渡世人の感覚が頁から立ちのぼってくるようだった。こんなに腕のあるマンガ家、そうはおるまい。次回作「沓掛時次郎」も楽しみにしております。ござんす。