大人のためのマイマイ・ナイト初日 12/19(土)

大人のためのマイマイ・ナイト
マイマイ新子と千年の魔法」が一週間だけ阿佐ヶ谷でレイトショーされることになり、昨夜が初日だったので行ってきた。
朝のうちに整理券チケットを買い、日中は新橋で仕事して、夜に再び阿佐ヶ谷に赴いた。ラピュタ阿佐ヶ谷は、一応ビルなのになんだか迷宮のようなヘンテコな建物。
ラピュタ阿佐ヶ谷 紹介
ロビーはおっさん率高し。そうだよな、この映画おっさんには沁みるよな… まあ自分も含めて、客層のビジュアルはどこかやさぐれておりました。
マイマイ新子を観るのは4回目なのに、上映前はもう楽しみで楽しみでワクワクドキドキ、すっかり嬉しくなってしまう。あー我ながらこれは完全にこの映画に惚れておるな、もう冷静っぽい批評眼なんかどこかに落っことしちゃったんだなーと自覚しながら観た。絵のうまいクールな吉岡さんが、ポン菓子やダム池の場面にも登場していることを発見した。オレ吉岡さんけっこう好きだな。
上映後、スタッフの方々と片渕須直監督が登場。このラピュタ阿佐ヶ谷でのレイトショーの成績が、今後の二番館などでの上映の成否に大きく関わっており、なんとか上映を続けられるよう頑張ってます、とのこと。
正直、映画上映の直後だったこともあって小さな違和感を感じたのは事実だ。オレは鑑賞4回目だし、スタッフの皆さんが上映存続のため頑張っておられることも知っているから全然いい。しかし観客の中には、はじめて「マイマイ新子」を観た人だっているだろう。いきなり上映存続のお話をされても、ついていけずにポカンとなっちゃうんじゃないかと、まあいらぬ心配をしてしまったのだ。オレなど初見時、明るくなる新宿ピカデリー館内で感動して泣きながらも激しく動揺して、しばらく座ったまま頭を抱えていたのだ。
まあそんな小さな違和感は、監督やスタッフの方々の情熱的なお話を聞くうちにすぐ溶けてなくなった。そして帰り際には、監督お手製のマイマイ新子アートカードをおみやげにいただいた。防府市文化財郷土資料館から送られてきたというクリアファイルまでついてる。レイトショーのチケットは1300円なのにこれは明らかにサービス過剰で、なんだか申し訳なかった。先日ここにコメントいただいた、署名運動をされているライターの廣田さんもいらしてたそうだが、どなたか判らずにご挨拶できなかった。

我が街新大久保への帰路で考えたのは、今日整理券をとれなくて劇場に入れなかった人々のことだ。オレなんか4回目なんだから、少なくとも土日のレイトは遠慮して、平日を狙うべきだったのだ。まだ観てない誰かのために、今日は一席空けるべきだった。…いやしかし、オレだって今日観たかったんだ。別にええやないか。などとモヤモヤしながら帰った。
都内にお住まいで、まだ観てない方々は是非。残席数が不安な方は、劇場に電話して、残り席を聞いてから行くとええでっせ。
ラピュタ阿佐ヶ谷 満員御礼 - マイマイ新子公式ブログ
補助席まで満席、ラピュタ阿佐ヶ谷で上映が始まった「マイマイ新子と千年の魔法」レイトショーレポート - GIGAZINE

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