とりいそぎ

新生UWFよろしく月イチ更新などと言った舌の根も乾かぬうちにアレなんだけど、今月はあんまり書くことがなく。

10月6日の凱旋門賞は自分の中に久々に「祈り」が生じた競馬だったが、結果には溜息しか出なかった。あのレースを勝たねば解けぬ日本競馬の呪いが、またしても継続することになってしまった。2着オルフェーヴルと4着キズナは本当によくやったと思う。しかし10月の馬券は不調。

10月17日、極めて数奇な縁あって後楽園ホールのセンダイガールズ興行を観戦。女子プロレスにとんと疎くなったわたくしなれど、これも縁あってたまに観に行くOZアカデミーとは全然違う世界。完成されたユートピアのようなOZとは対照的に、まさに今、若手がヴェテランを凌駕してゆくダイナミックな変化の図を目の当たりにして大いに興奮した。それにしても、何かを持っている女子プロレスラーだけが持つ「初見の人間の心を掴む」力は凄い。里村の背景を知らぬ人にも、彼女が発散するなんだかタダ事ではない空気は確かに伝わっているのだ。そしてヴェテランのみならず、幾人かの若手の中にもこの力の萌芽を発見できた喜びは大きかった。広田さくらも面白かった。ありがたや。ありがたや。