電気羊はウルトラマンよりアクション仮面のほうがカッコいいと思うか?

あー、電気羊ではなく「クレヨンしんちゃん」の話。

先日友人たちと名画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の話をしていて、劇中しんちゃんはこう言うべきだったのではないか、という話になった。「ウルトラマンよりアクション仮面のほうがもっともっとカッコいいぞ!」。つまり、知らん過去よりも現在を愛し未来に進むしんちゃんをどのように表現するかという話である。
ところが、我が身を振り返って考えると子供の頃のオレは「そんなもんアクション仮面よりウルトラマンの方が明らかにカッコええやんけ!」と断言するような子供であった。昨夜そのことに思い至り、ちょっと愕然としたのだ。
小学生の頃、オレはテレビでやってた「ウルトラマン80」や「ザ・ウルトラマン」には見向きもしなかった。一方、夕方に再放送してたマンやセブンは必死で観ていた。マンやセブンのほうが明らかにカッコよかったし、本当らしく思えたからだ。鳴り物入りで開始されたアニメ「タイガーマスク二世」を観たときは正直しょっぱい、しょっぱすぎるぜと感じたが、夕方に再放送してた「タイガーマスク」は泣きながら必死で観ていた。「あしたのジョー」、「巨人の星」の再放送も必死で観ていた。「さよならジュピター」にはガッカリしたが、中学になってからビデオで観た「宇宙大戦争」には熱狂した。「トムとジェリー」を観ていてさえ、テレビ用に制作された新しいバージョンよりもMGM映画の添え物として作られていた古い劇場版のほうがケタ違いに面白いことぐらい判っていた。それは勿論「郷愁」ではなく、普通に見比べて選択した結果である。
つまりオレは懐かしむべき記憶さえないガキの頃にしてすでに「20世紀博」にハマるような子供だったのだ。だからひろしの走馬灯に胸を打たれたのか。しんちゃんの走りが眩しく見えたのか。そうなんか。そうだったんか!