2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 プロに何を見たいか

スポーツという言葉には「遊ぶ」「戯れる」「気晴らし」といった意味があるらしい。以前書いた「ゲーム」そのまんまである。だからチェスもスポーツといえるだろう。そう考えると金をとって見せるプロスポーツは、ずいぶんスポーツ本来の意味から遠ざかって…

 チーム不感症・続き

チームを応援するということもこれはなかなか大変らしく、茨の道のようだ。 チームAのファンは、チームAとチームBの試合をチームAの立場から見るわけだ。AファンにとってBは倒すべき敵だ。Aを応援して、Aが勝利すればうまい酒が飲めるのだ。あっ、オ…

 チーム不感症

前回書いたような前提はあれど、オレは野球やサッカーなどのゲーム全般を否定しているわけではない。ただオレには関係のない話だというだけである。ゲームにおいても人間を見るという行為は勿論可能だ。ゲームそれ自体に意味がないとしても、そのゲームに意…

 前提

カヴァリエ氏の熱血日記でスポーツの話になったので、オレとスポーツのかかわりを少し。ちなみにここで言うスポーツとは、全部プロスポーツのことである。 いきなりだが、オレは全然スポーツに興味のない人間だ。野球にもサッカーにもバスケにもホッケーにも…

 ある観客像

ガイジンレスラーで思い出した。引退したスタン・ハンセンは非常に映画が好きなプロレスラーだった。彼のこんな言葉を覚えている。 「ハッピーエンドじゃない映画を観ると腹が立つ。俺はハッピーになりたくて映画を観てるんだ」 オレはこの意見に全面的に賛…

 大晦日興行戦争、風雲急

「猪木祭り2003馬鹿になれ夢を持て」においてミルコ対高山、ジョシュ対シュルトなどの好カード、藤田参戦決定が発表された。高山、ジョシュ、藤田には頑張っていただきたい。高山は何よりも面白い試合を。ジョシュはシュルトにプロレス技を。藤田はダブルヘ…

 永田さん

今日のスポーツナビを読んで驚いた。 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/column/200311/1120sn_04.html 大晦日に対して消極的なのはいかにも永田さんらしいなあと思ったのだが、問題は2001年の大晦日に関するコメントだ。 01年の大みそかには「猪木…

 長州、ZERO-ONE会見に乱入

やっぱりなんだかんだ言うてもねえ、橋本対長州なんて最高に燃えますよ! 曙対サップなんか吹っ飛びますよ! あんなもん所詮スポーツですよ! やっぱり遺恨ですよ、遺恨! 「あのおっさん、死にたがってんだ。オレが殺してやる」との橋本のコメントは、長州…

 11/9 PRIDEミドル級GP(東京ドーム)

昨夜の地上波放送を観た感想。 ミドル級GPについては、シウバの強さを改めて見せつけられた。吉田は非常に健闘したが、試合は終始シウバが主導権を握っていた。1Rは吉田ペースとしたフジテレビの実況はちょっとひどすぎる。終わってみれば、シウバだけが他の…

 「馬」に賭けるということ

公営ギャンブルは競馬だけではない。競輪もあれば競艇もある。オートレースなんてのもある。 オートはやったことがないが、競輪と競艇はやったことがある。競艇は多摩川競艇、競輪は立川競輪、川崎競輪、京王閣競輪などに足を運んだ。そこで感じたことは、ま…

 モノローグ

競馬はモノローグの世界である。そこにダイアローグはない。 競馬をやる者は、全ての負けを自分が引き受けねばならぬ。それはつまり、自分だけの体験と物語を作っていくということだ。例えば友達と一緒に競馬に行ったとして、その友達と同じレースにそれぞれ…

 競馬のこと

何もかもがうすぼんやりしたこの世の中で、言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズン、競馬ほど結果がはっきり出るものはない。競馬に負けたとき、人は金を失う。金を失うことで、負けたという事実がそいつの人生に刻みつけられる。やり直しはない。 …

 PRIDEGP2003決勝 東京ドーム

シウバの優勝は予想通り。ちょっと驚いたのは桜庭がランデルマンを下したことだ。よく勝ったなあ。偉いなあ。 最注目カードのミルコ対ノゲイラは、ノゲイラの一本勝ち。これは燃えた。知りえたのは結果だけだが燃えた。1Rはミルコが圧倒して、2Rにノゲイラが…

 ミルコ来日

スポーツナビによれば、来日したミルコの第一声が 「オレのベルトはできてるか?」 だったそうな。この人怖い。

 曙、K-1へ

オレは曙が心配だ。プロレスに転進したかつての力士たちとは話が違う。プロレスには「救済の論理」がある。いや、プロレスというよりもプロレスファンの心理として、敗者をただでは切り捨てない心理があるということだ。輪島も北尾も、なんだかんだ言いなが…

 マトリックスに関するヨタ

くだらなすぎてCinemaScapeのコメントには書かなかったのだが、「マトリックス」とその2本の続編の間にある大きなギャップ、その原因をなんとなく想像してしまったのだ。1つは、ウォシャウスキー兄弟が大成功して大金を手に入れ、社会への怒りを去勢されて…

 愛の問題

いきなり人種差別的なもの言いで心苦しいのだが、オレはフランス人になんとなく偏見を持っている。いや、フランスに行ったこともないし、フランス人と喋ったこともねえんですけどね。あくまでも映画や小説やテレビやなんやかんやの総合的なイメージの話で、…

 「蟻の革命」

蟻の革命―ウェルベル・コレクション〈3〉 (角川文庫)作者: ベルナールウェルベル,Bernard Werber,永田千奈出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/09/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (13件) を見る角川文庫で復活したウェルベ…

ギャンブル思想

のるかそるか [DVD]リチャード・ドレイファスAmazon「そんなに馬が好きなら馬だけ見てればいいじゃない」とのたまう奥さんに「賭けなきゃ競馬にならないのさ」と言ったのはフロリダのタクシー運転手ジェイ・トロッターである。その通り、賭けなきゃ競馬にな…

 「キル・ビル vol1」とワーナーのアニメ問題

仕事終わり、ワーナーマイカル三田で。「キル・ビル vol1」評はCinemaScapeのコメントに書いたので、他の話を。「ラスト・サムライ」の最新予告編を観たが、やはり相当ムカつく映画のようだ。なんだ「将軍」じゃねえかこれ。だったら小雪より断然島田陽子だ…