　マトリックスに関するヨタ - 挑戦者ストロング

くだらなすぎてCinemaScapeのコメントには書かなかったのだが、「マトリックス」とその２本の続編の間にある大きなギャップ、その原因をなんとなく想像してしまったのだ。1つは、ウォシャウスキー兄弟が大成功して大金を手に入れ、社会への怒りを去勢されてしまったということ。これは世間でも結構言われていることだ。そしてもう1つ、オレの想像にすぎないがこれが原因ではないかと思われることがある。2001年9月11日の同時多発テロである。
1999年の映画「マトリックス」は、テロリズム礼賛映画だ。ビバテロ映画だ。支配と闘うためには、テロ以外ねえだろ？　と言わんばかりの映画だ。しかしウォシャウスキー兄弟はあの同時多発テロを見て、米国内の空気を読んで、ビバビバテロ路線を続けることにビビったのではないか・・・だから2003年の2本の続編はこんなんなっちゃったのではないか・・・などと、まあイヤな想像をしてしまったのだ。こんなことを考えてしまうとは、オレもヤキがまわってるなあ。