2025年ですね(マジかよ信じられねえ)。わたくしの2024年ベスト映画は「宇宙探索編集部」。皆さんも観てね。
底辺から見る宇宙 「宇宙探索編集部」 - 挑戦者ストロング
ぼく昨日、Twitter、今で言うエッキスですか? あれをやめましてね。やめたと言っても投稿しなくなったんじゃなくて、アカウント削除。2008年からやってたから、16年にわたって入力した3万3000以上のツイートを全消し。ついでになんとなくやってたInstagramも削除した。メチャクチャスッキリしたよ。皆さんもあんなもん、軽はずみに消そうぜ。クソが運営するクソSNSに、これ以上いる意味ないよ。
そして今日、「どうすればよかったか?」を観てきた。Twitter削除して軽やかだった気分がズドーンと落ちる、スーパーヘビー級のドキュメンタリーだった。
感想の前に、映画の概要はこちら。これはたいへんなことだよな…
映画『どうすればよかったか?』公式サイトdosureba.com
一時代を築いた名機、SONY VX-1000で撮影した映像がたくさん観られますが… 嬉しい気持ちにはなりません。 (★3)
恩恵を受けた受けないに関わらずオレは家制度、家族制度、家父長制というものが嫌いで、こんなの要するに猿の群れと同じだ、子供は親から引っぺがして社会が育てればいいと、マジで思ってる。今そうなってないのは、現在の我々の社会が野蛮で未熟で間違いだらけだからだ。人類はまだ幼年期にいる。いつか人類は、家とか血縁とかのベタベタしたものから自由になるだろう。それはもう判りきったことだ。
「家」が密室であることは、家制度の致命的なバグだ。家が密室であるがゆえに、狂人の狂気が通用し、保存され、支配し、連鎖する。カレーにちくわ入ってるのが普通だと思いこまされて育つ子供だっているんだ。そんなの虐待だろう(言いすぎ)。少なくとも家が社会に向かってオープンであれば、おかしなところはただちにツッコまれる筈だ。
この映画の狂人とは統合失調症を患う姉ではなく、それを隠蔽する両親つまり藤野家だ。隠蔽も1年続けば、それが普通になる。変化を恐れ、現状維持が最善なんだと思い込む。かくて平成の世に座敷牢が生まれ、機能し、ながく存続してしまう。
監督も両親を断罪できない。監督は両親に育てられた息子であり、家族だからだ。つまり「家族」が呪いのシステムとして機能している。これも判るんですよ。映画にでも仕立てて、世に問わなきゃ断てない呪いだろうな。ただ、お姉ちゃんの話だと思っていたのに最終的にはお前の解呪・解毒を見せられてたんかい、とは思った。まーでも仕方ないかな。