ポン・ジュノ監督の新作「ミッキー17」を観てきました。コロコロ展開して飽きさせず、「スノーピアサー」よりは幾分マシだと思いました。
Cinemascapeが落ちてて何もできないので、こっちに感想を置いときます。

いただき元の「風の谷のナウシカ」も、ナウシカいただき兄弟の「アバター」も何が立派かって生態系のある「森」を膨大な労力かけて描いてるんですよ。今作の異星は真っ平らな雪原、氷原。それ楽だから。 (★3)
ポン・ジュノ監督はメチャクチャに才能ある映画作家だと思うけど、「スノーピアサー」「オクジャ」とSFやると毎度スベる(「グエムル」保留)。韓国を舞台に傑作を作るのとハリウッド資本でSF作ってスベるのとを交互に繰り返している感がある。結局アメリカで最高に評価されたのは韓国ものの「パラサイト 半地下の家族」だったわけで、監督SFやめましょう向いてないですよと言いたくなる。しかしやめない。
ポン・ジュノ監督の韓国ものには現実の度し難さが感じられる。市井の庶民には社会に潜む悪の本質など見通せない。わかりやすい悪役など出てこない。それがリアリティを生む。しかしSF映画を作ると出てくるのだ、わかりやすく、安っぽい、よく喋る悪役が。このへん、この人SFの「自由」というものを履き違えてやしないかとオレなんか思うわけだが、こうまで続くと監督本人としては必要なことなのかもしれない。雑な話、韓国ものを作って溜まったストレスを西洋資本のSF映画でバカやって解消しているのではないだろうか。次作はたぶん韓国ものだと思って期待します。
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