「NANA」 矢沢あい 〜13巻

NANA (1)

NANA (1)

評判のマンガのようだが、正直きつい。ハチ(あだ名)とナナという2人の女の話で、ハチはやりたいこともなく男に依存したがる股のゆるいかわいい女、ナナは音楽業界でビッグトゥモロー的サクセスを渇望する成りあがり志向の姉ちゃんである。
ハチが確固たる意思もなく流れ流され男ども(どれも例外なくイケメン)と寝ていくさまは、はっきり言ってフランス書院やハーレクインロマンスと大差ない。ハチが、元彼のバンドマンがAV女優と一緒にいるところに出会って違和感を感じるシーンがある。彼女は未練たらたら「彼にAV女優? 似合わない」といっちょまえにのたまうのであるが、ここに至ってオレは激怒した。おまえAV舐めとんかと。殺すぞと。お前なんぞSODの企画モノで、押しの一手でわけもわからず口説かれてマジックミラー号に乗せられて知らん男のちんちん触らされてるような頭のネジのゆるい素人女やないか。そんなお前がザ・プロフェッショナルたる単体AV女優に物申すなど、100万光年早いんだよ!
これ映画になるようで、宮崎あおいがハチらしい。宮崎あおいがそんなにユルかったら誰も苦労せんわいという話である。