闘いは行なわれた

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の続き。
本日26日、柳龍拳先生vs「探偵ファイル」の刺客、岩倉氏(柔術)の闘いが行なわれた。
早速YouTubeに動画がアップされていた。なお、残酷なもの、暴力的なものがお嫌いな方は観ないほうがいいです。

路上の現実… 見ての通りとしか言いようがない。
この後は救急車が呼ばれ、柳先生は担架で運ばれていったようだ。
柳先生、本当に闘ったよ。本気で勝てると思ってたんだろうなあ。ちゅうか普通ボコられるだろ…常識的に考えて…

確かにオレは柳先生をインチキ呼ばわりしたし、事実この試合では柳先生がインチキであることがほぼ証明されてしまった。
しかし、フカシまくった挙句にその気になって本当に試合に臨み、何もかもまったく通用せずに一方的に粉砕された柳先生の姿に、オレはなぜかジーンとなってしまったのだ。このジジイは自分がでっちあげたフィクションを裏切れず、ハッタリをゲロすることなく試合に臨み、自らの嘘に殉じて空中分解した。これをどう受けとるかは、人によって千差万別であろう。ただ嘲笑する向きもあろう。しかしオレはこんなジジイの自爆にも、何というか「人生!」としか言いようがない一種の感慨を覚えたのだ。この極めてバカバカしい騒動の顛末に、実は何か尊いものが少し、ほんの少しぐらい隠されているのではないかと思った。
衆人環視のもと、尋常な勝負を行なった御二人には敬意を表します。そして柳先生の早い御回復を、心からお祈りしています。