- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2001/11/23
- メディア: DVD
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リーンといえば「やたらスケールが大きい映画を作る人」というイメージをオレは持っていたのだが、フィルモグラフィーを見て唖然とした。はっきり言えば、どれもこれも女性やホモがひたすら悶々としている映画ばかりである。なんだよこの人シモの話ばっかりじゃねえかよ。どれもこれも金のかかった長尺ものだが、少なくともオレが観たデビッド・リーン映画はぜんぶ情欲まみれだ。たぶんいちばん露骨にエロい「インドへの道」は高校生のときにNHKで観たのだけど、こんな「エマニエル夫人」もどきをNHKでやっていいのか、と驚愕した覚えがある。明らかに「インドへの道」は大昔から綿々と作られてきた「エキゾチックエロ映画」大系の伝統を受け継ぐ映画だった。それは別に悪いことではないし、嫌いでもないのだが、オレが不思議なのはなぜデビッド・リーンがインテリ好みの超高級ブランドでいられるのか、ということだ。変態でっせこの人。