K-1MMAはひどすぎた

少し眠るはずだったのだが、職場に戻ってウィリアムス対イグナショフの同録を観たところ、悔しくてもうまったく眠れなくなった。まずひとつ、イグナショフ、あれはもう、ホントにどうしようもない。あいつは楽な商売してる小僧でしかない。だいたい赤サソリといえば昔からタム・ライスに決まってるのだ。赤サソリを名乗るなんて100万光年早い! オレはイグナショフに金を払うことは永久にないだろうし、イグナショフが客を呼べるプロになることも今後永久にない。これはどんなに連勝しようとない。例えばミルコや、オレは大嫌いだったがアンディ・フグなどには間違いなくあった「人の目をひきつける何か」がイグナショフにはまったくない。あれはただの人。ウィリアムスはケンドー・ナガサキと同じ轍を踏んだ。あんなゆっくり近づいていってどうするんだ。戦略とか作戦というものがまったくない。だがそれがウィリアムスという人間であり、そこには不思議と納得させられるものはあった。オレは今回だけはウィリアムスを責めたくはない。
K-1MMAには「2人が入って1人が出てくる」というバーリ・トゥードの決闘精神は皆無だ。MMAとはミックスドマーシャルアーツの略であり、要はK-1K-1のためにでっちあげたいいかげんな花相撲と考えて構わない。K-1はルールさえまともに発表していない。あれは徹底してセコさを競うゲームであり、それは勝ったやつが強く見えた試合がいまだにひとつもないことからも明らかだ。今回もイグナショフの強さは見えず、ウィリアムスがのろいということしか判らなかった。結果論ではなく谷川K-1がそれをよしとしていることは明らかで、しかしあんなもん見せられて誰に憧れろというのだろう。藤田はこれがセコセコ競技であることさえ承知で参戦を決めたつもりなのだろうが、例えばケン・ウェイン・シャムロックとPRIDEでやったような試合をやれば、2秒で止められて負けである。あいつはそのへん判ってるのだろうか? ちくしょうオレがイグナショフをバックドロップで投げてやる! あんなガキいつでもやってやる! オレがゼットンを倒すんや! ウルトラマンのカタキをうつんや!(半泣き)