「心が叫びたがってるんだ。」にイライラ

一見よさげな悩める青春群像が、問題の核心にまったく触れぬままウヤムヤに解決。トラウマやアイデン&ティティの問題が結局は色恋沙汰に収束する。作り手の青少年への侮りは許しがたく、大問題と思う。(★2)


ダンマリの女の子は最後まで両親と対決しないが、こんなのはありえないんだ。闘わなきゃダメだ。激突しなきゃダメだ! この映画に出てくる連中は総じて大人の思うツボすぎてイライラさせられる。お前らそれでいいのかと思う。そもそも、地域交流会なるしょうもない催しそのものを拒否したっていいのである。映画「桐島、部活やめるってよ」の公開から3年も経ってこのザマでは、アニメは遅れてますねーと言われても反論できない。