中邑対イグナショフへのテンション低し

中邑に勝ってほしいかというとそりゃあ当然勝ってほしいのだが、中邑とプロレスファンにとってここでの勝利は絶対条件ではない。23歳という彼の若さ、デビューして2年経っていないという共有時間の短さなどが原因で、オレにとっての中邑はどこか遠い存在だ。イグナショフに勝つもよし、負けて経験をコヤシとするもよしというのが正直なところである。負けたとしても中邑がピカピカの素材であることに変わりはない。中邑は総合デビュー戦でダニエル・グレイシーに敗れているし、今更イグナショフに負けたとしても大騒ぎすることもないだろう。IWGPというベルトの意味も昔とは大きく違う。意味も違うし、そもそもベルト自体が別ものだ*1。中邑には「思いっきりやってこい!」との思いしかない。中邑は総合の実力をつけるのは勿論だが、フニャフニャした動きや伏目がちな視線など、次代を担うスター候補としては絶対に叩きなおしておかねばならぬ点がまだまだ多い。それでもあの若さで難しい立場を引き受け、よくやってると思っている。イグナショフも強い選手である。頑張ってほしい。

*1:昔の丸い1億円ベルトが好きだった。