いらいら気分 くさくさ気分

pencroft.hatenablog.com

以前ここに書いた通り、当初よりオレは東京五輪に反対で、東京から四国に移り住んだ今でもやめてけれゲバゲバと思っている。そしてオレの気分とは関係なく2020年2月以降、世界中で新型コロナウイルスが蔓延すると、東京五輪を「中止」あるいは「延期」にすべきという声が囁かれ始めた。

オレは延期はイヤだな消滅がいいなと思っているが、そもそも疫病による五輪中止など予想もしていなかったし、無意識的に望んでいたわけでもなかった。疫病なんか流行らぬ方がいいに決まってる。「もののけ姫」ではないがオウム事件しかり大震災しかり、まったく破滅というものは思いもよらぬ方向からやってくるものだ。ここで「コロナウイルスは人類への天罰」などと言えば石原慎太郎ごっこができるわけだ。

オレは疫病など関係なく、ただ普通に五輪を中止すべきと思っていた。その理由は「醜い」という一点に尽きる。ここまで東京五輪に関して、美しい話などひとつもなかった。ちょっと思いつくまま並べてみようか。

招致のための賄賂。招致決定の瞬間、招致委員会どもの醜悪なバカ騒ぎ。「世界一金のかからない五輪」という嘘。「福島原発はコントロールされている」という大嘘。病的な嘘つきの安倍晋三がマリオのコスプレ。博報堂のサノケン坊やによる盗作エンブレムがお仲間だらけの審査委員会によって一度は公式エンブレムに選出されたという事実。便座みたいな国立競技場の建設を急がせたために現場監督が失踪ののち自殺(遺族が死ぬまで恩給を給付しろ)。ショボい設備の選手村(ホントに「村」だと思って作ってんだな)。IOCに強制的に変更されるまで、焦熱地獄の東京でマラソンさせようとしていた事実。台場の糞尿水にトライアスロンの選手を放り込んで遠泳させようとしている事実。暑さ対策のために朝顔を並べようとしている事実。電通は死ぬほど儲かるのにボランティアは無給。その電通による国家総動員法的なプロパガンダ。やっぱり大会組織委員会に紛れこんでいる秋元康。開会式と閉会式を仕切るのが山崎貴というギャグ。無能な小池百合子。知らんぷりの猪瀬直樹。ボケたフリする石原慎太郎。なかなか死なない森喜朗。

これだけ並べられても「いやあ東京五輪楽しみですね!」と言えるような強靭なメンタルが僕にもあったらなーと時折思わないでもないが、幸いにしてそれほどの恥知らずにはなれそうもない。コロナウイルスがあろうとなかろうと、東京五輪などやるべきではないのである。

今のところ、ウンコ色した為政者たちは東京五輪やるんだという態度を崩していない。ま、そんなもんだ。K-1が潰れる直前まで谷川貞治は「K-1絶好調ですよお」という態度を崩さなかったものだ。出資者へ向けたポーズとしてそのような態度が必要なのかもしれぬ。国や都からは言い出せず、IOCの決断をバカみたいに待ってるのかもしれない。しかし当初の予定と寸分違わぬ形で本当に五輪を開催するとしたらこれはくるくるパーの所業であるし、そもそも不可能であろうと思う。とにかく「五輪やる」という嘘が世間にまかり通っている現状にオレは苛立っている。世の中、五輪以外でも嘘ばかりがまかり通っていて本当に気分が腐る。この真実のない世の中… わたしはその中で木村先輩が真実 力道山を凌ぐ実力者であるならば その真実が勝つべきだ! 真の実力者が英雄となるべきだっ… と信ずるだけです!(「空手バカ一代」より引用でもしないとやってられん)

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東京五輪を象徴するエンブレム

追記

www.nhk.or.jp

国立競技場以外にも選手村で2人、ビッグサイトで1人が死んでしまったらしい。言葉を失うわ…