亀田兄弟興行・有明コロシアム

テレビ観戦。亀田興毅亀田大毅の亀田兄弟が夢の揃い踏み! 5月5日は亀田の日ィや! あーそうですか、というわけで仕事しながら横目で観戦。この特番のVを作ったのはオレが去年まで組んでいたアニキD。よそで聞いたところではなんだかんだ言っても数字(つまり発言力)を持っている亀田一家、テレビへの要求もうるさいらしい。お疲れ様と言うほかはない。
Vは面白かった。マニアが喜ぶものでは全然ないが、ハナからVの目的はそこにはなかろう。亀田一家が目指すはお茶の間ボクシング、バラエティーボクシング、ワイドショーボクシングであって、それはいわゆる「ボクシング」ではない。21時からCXで放送されたPRIDEの方が遥かにストイックな世界に見えるのもむべなるかなである。逆に言えば現代のテレビが、旧来のボクシングを求めていないということかもしれぬ。
山本”KID”徳郁の飛びヒザを見た翌々日では、亀田クォリティーは茶番にしか見えぬ。しかしそれにしても、もうちょっとマシな仕事をする外人を用意できなかったのだろうか。だんだん苦しくなってきたと思う。次男のフォルテシモは抜群に面白かった。21世紀のビューティペアか。