サンジャポでDynamite!!回顧

TBS「サンデージャポン」で大晦日Dynamite!!の回顧をやっていた。
曙vsシルバのVTR、スタジオが当たり前のように爆笑している。曙は普通に「笑いもの」になっており、ボノマニアのid:Nakamyura氏がこれを観たら激怒してテレビを叩き壊すことだろう。オレも嫌な気分になったよ。
桜庭vs秋山のVも流れた。当然ながらタイム要求や「すっごいすべる!」は全カット、レフェリーが試合を止められない異常事態も華麗にスルー。秋山が打撃で圧倒して勝った、桜庭は普通に負けた、という構成に編集していた。ザッツ・テレビジョン。
格闘技がバラエティーの正義である「楽しいスタジオ」「盛り上がるトーク」の肴にされている場面を見て、自分の中に突然沸いてきた不快感…これにはオレ自身が驚いた。
改めて気づいたのだが、オレはバラエティーの土俵でプロレスラーや格闘家がバカやるのは全然呑めるしむしろ好物なのだが、バラエティーが格闘技そのものに踏み込んでいくことにはかなりの心理的抵抗があるのだなあ。猪木がバラエティーに出てもプオタは笑うだけだが、たけし軍団両国国技館のリングに上がったら暴動が起こるというわけだ。馳も山田邦子を泣かすわけだ。これこそが昔の紙プロ遠藤幸吉が言っていた、「自分のビジネスを守る」感覚なのかなあ。
野球なんか昔から「珍プレー好プレー」があったわけで、オレは野球ファンじゃないから普通に面白がってたけど、あれ野球ファンは心から楽しめていたのかなあ。