長いけど、前作の感想を貼っておく。今作の感想はもっと長いのだが。
またしても自分語りになるのを平にご容赦いただきたい。前作は「わたくしが高松にいなかった17年」を描いた作品だった。しかし今作は「わたくしが高松で暮らす中の直近の1年」を描いている。その映画が高松で公開される。これはやはり興奮せざるを得ないのであります。
文化果つる辺境の地・香川県には現在、一般映画館は4館しかない。2スクリーンのミニシアター「ホール・ソレイユ」と、7~9スクリーンの「イオンシネマ」が3館(高松東、綾川、宇多津)である。あとは成人映画専門の「ロッポニカ」(この響きにグッとくるのはおっさんだけだろうな)。「香川1区」は2022年1月21日、県内の4館すべてで同時公開された。これは極めて異例の事態である。さて香川1区に住むオレは当然香川1区にある映画館で「香川1区」を観ようとしたのだが、上映時間がオレとはイマイチ合わず、仕方ないので香川2区にあるイオンシネマ宇多津へ足を運んでこの映画を観た。なんじゃそりゃ。以下、Cinemascapeに書いた感想。
続きを読む極限の重圧の中に現出する、おっさんたちの青春映画 (★4)